◎ 勘定合って銭足らず



利益が出ているのに、お金がないのは?・・・・・ここに一部を紹介
お金が無くなれば、倒産に至ります




◎ お金は、体内を巡る血液と同じです。 不足すると死に至ります
経営者をはじめ従業員一人ひとりが <資金繰り> の大切さを理解する必要があります

− これからの企業は、経営の質の優劣が問われます!! −




◆ 利益が出ているのに、お金がない・・・・とは?



(1) 売掛金(受取手形)の金額が膨らんでいませんか?

(A)決算では、収益(売上)の計上は実現主義で行っています。

<発生主義>とは、回収時点でなく、販売の時点で売上を計上するという事です

経営は、売上ばかりを追うのでなく回収の事も考えます



(2) 在庫(棚卸資産)の金額が膨らんでいませんか?

(A)在庫は、管理をしていないと自然と膨らんでいきます。棚卸資産もお金と
   同じですからお金を寝かしていることになります。

経営は、商品回転率を念頭におき基準在庫を設定します



(3) 設備投資に、多額のお金が出ていっていませんか?

(A)設備投資をした場合、その分だけ資金が一度に社外流出しますが、反面
   費用は、減価償却という手続きで数年間に亘る費用となります。

経営では、通常の設備投資は利益と償却費の範囲内でと言われる所以です
優良企業では、設備投資に関し売上の何%までという基準を持っています



(4) 借入金の返済に、多額のお金が出ていっていませんか?

(A)借入金を返済した場合 利息分は費用になりますが、元金の返済は 費用
   処理されません。

経営上、収入に見合った返済額とし、常に返済期間等の見直しを行います
経営規模に見合わない多額の借金は、徐々にボディブローのように効いてきます




◆ 仕入価格に何割の利益(値入率)を乗せて売ってますか?



(1) 仕入(原価)にいくらマージンを乗せて売るかは経営上の大きな問題です



  • 仕入に50%のマージン(原価に対する値入率)を乗せて売ると、売価から見ると、
    33.3%の値入率(売価に対する)となり、

  • 仕入に30%のマージン(原価に対する値入率)を乗せると、売価から見ると、
    23.1%の値入率(売価に対する) となります




  • 収益悪化に対しどのように対応してますか?





    ◆ 元気の出る新聞記事(ニュース) ◆

  • グリコ「ビスコ」70歳(1933年発売)でなお成長、2004年3月期年商 初の40億円
    (16年5月12日 日経新聞)

  • 永大産業 1978年に会社更生法申請 「戦後最大の倒産」 から29年 2007年 再上場
    (19年1月26日 日経新聞)
    33年ぶり 東証1部へ (23年12月22日 日経新聞)

  • 長寿の上場企業 4つの共通点 @環境に敏感 A強い結束力 B寛大さ C保守的な資金調達
    (17年7月24日 日経新聞)


  • 経営

    ≪事業に戻る≫


    今期の決算書(B/S・P/L)等からだけでは、利益が出ているのにお金がない理由はわかりません。
    前期(過去)や予算との比較・分析をして初めて数字の内容がより一層理解でき、生きた数字となってきます。




    mail: hy1950@manekineko.ne.jp
    tel: 06-6681-2144  税理士 服部行男
    http: //www.manekineko.ne.jp/hy1950/