◎ 国民年金 いつから受給すれば・・・?



60歳で受給開始なら、65歳受給時の3割減



◆ 自営業者の国民年金の受給  いつからが・・・


■ 国民年金 (基礎年金) の受給 : ⇒ 基本は65歳から


− 早めに受取り始める場合は、60歳までなら自由に開始時期を決められる −


(1)早く貰うと、繰り上げた期間に応じて一定の割合で受給額が減り、その額が生涯続きます。
(65歳から受給する場合に比べて、1ヶ月毎に0.5%減る

(2)逆に、生活費に余裕があれば70歳までの間で繰り下げる道もあります。
(65歳から受給する場合に比べて、1ヶ月毎に0.7%増える



◎ いつから受給するかをよく考えることが大切です


国民年金受給増減
(注) 平成19年度の年金額は、満額の場合 月66,008円 (18年度と同額)



<A> 60歳から貰い始めた場合に受取る年金額 と
<B> 65歳から貰い始めた場合に受取る年金額 が
<A>=<B>になる年数は?
⇒ <A> の年数をa年、<B> の年数をb年とすると、
a=b+5年
46,300円×12ヶ月×a年=66,200円×12ヶ月×b年
b≒11.6年


● 国民年金の任意加入できる期間とその理由
期  間事     由
60歳以上65歳未満 @ 老齢基礎年金の受給資格期間を満たしていない
 A 老齢基礎年金の年金額を増額したい
 B 付加年金 (※) を掛けたい (@Aに併せて)
65歳以上70歳未満 老齢基礎年金の受給資格期間を満たしていない
  (老齢基礎年金の受給資格期間に達するまで)

(※)付加年金 : 国民年金の保険料を定額納付している人が月額400円の付加保険料を
  プラスして納付すると、65歳から [200円×付加保険料納付月数] の年金が受給できる



厚生年金についても、平成19年4月から 『繰り下げ受給制度』 が始まりました
(厚生年金の繰り上げ受給は不可)  ☆ 生まれ年による年金の支給開始年齢 (→)


日本人の65歳時の平均余命 (参考)
男  性18年
女  性23年




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繰り上げ受給制度があるのは、基礎(国民)年金だけです。 自営業者は、
60歳から70歳まで自由に年金を受け取り始める年齢を決めることができますが、寿命のことも考慮し慎重な判断が必要です。




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