◎ 所得減少時代 生命保険の見直しが必要



春闘で ベアゼロ、 定期昇給がカットされ 賞与も減額、 一方で 社会保険料の負担が増える一方。
可処分所得が減少し、家計のヤリクリが 厳しくなっている中で 生命保険の見直しは必須と言えます





■生命保険の見直し■
  • 最低限の”必要保障額”を試算し、保険料とのバランスを考慮する
  • 保障内容も本当に必要なものだけに絞り、収入の変化に応じて
    こまめに見直す <加入目的を絞る>

  • ● 「保険加入目的」 @ 死亡保障  A 老後保障  B 医療保障



    生命保険で備える
      「必要保障額」 = 【夫が死亡した後の支出額】−【死亡後の収入・ 預貯金額】

    ☆ 一般的な死亡保障額
    持ち家有りの平均的サラリーマン」 → 3,000〜4,000万円
    持ち家無しの平均的サラリーマン」   → 5,000万円
    −(主なもの)−

    ☆ 生 活 費
  • 子供の独立までは、現在の生活費の7割
            
  • 子供の独立後は、現在の生活費の5割
  • ☆ 教 育 費
  • 高校まで公立の場合 平均500万円  大学に進学すれば1人約1,000万円
              
  • 小学校から私立に通えば、  上記に1,000万円を追加
  • ☆ 住 居 費
  • 持家で住宅ローンを組み、 団体 信用生命保険に加入していれば不要
            
  • 賃貸住宅の場合は、家賃や 住宅 購入費として2,000万円を上乗せ


  • 月々の保険料の支払は、手取り年収の1割以下に抑え 毎月の支払保険料と同額を貯蓄に廻す
    −収入や貯蓄が多いと、保険での備えは少なくて済みます−

    (注) 必要保障額は、ライフデザインにより変化
  • 子供の成長とともに「必要保障額」は 減っていく
     (子供が成長すれば、教育費等の負担がなくなる)
     →反面、「定期保険」は年齢と共に保険料が上がる

  • 備えが必要なのは、多額の死亡保障より 病気やケガにより入院が長期化し 収入が減る場合
  • ☆毎月の保険料を減らし、 医療保障を充実させる。

      <医療保険>

    ● 保険加入者が多い 「定期付終身保険」 は、<(@)定期保険特約 + (A)終身保険がセット>
    @ 保障額の多い ”定期保険特約” は年齢と共に保険料がアップし、
    A 保障が高い定期保険部分(多くの場合60歳)が途中で終わってしまうことが多く、
    B 保険料に比して僅かな終身保険金を貰うことになります。



    ◆ 改正保険業法 (「予定利率の引下げ」を目的とした) が成立し、平成15年8月24日から施行された◆


     ※※※※※※※※※《 そもそも 生命保険とは・・・》※※※※※※※※※※※※※※※※※

      生命保険は、僅かな保険料で大きな保障が得られる優れた金融商品ですが、
          そもそも、生命保険は ”宝クジ” の一種です。
      保険料は、宝クジ代金の分割払いで 自分が死ぬと保険金という名の当選金が支払われる。
          更に、宝クジと同様に、生命保険の場合も殆どの人が損をするものです。
      抽選に外れた(自分が生きている)ということは、悲しい(嬉しい)ことですが、残念ながら
          宝クジ代金の損をしたという事です。
      生命保険は常に、当選(死亡)したくないが 万一の為(損となる保険料を支払う)という
          ネジレ現象が伴います。 この事をよく理解した上で加入したいものです。

      ●(参考)生保会社の基礎利益「利差」運用利回りと予定利率の比率の差  「死差」予定
        死亡率と実際の比率の差  「費差」予定した事業経費率と実際の比率の差 の合計
     ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※



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    日本人は、何故か 宝クジ と 保険 が大好きです。宝クジなら”夢”を買えますが、保険では”夢”は買えません。
      保険契約は、自己責任となり かなりの保険料が出ていきますので 冷静に必要保障額の見直しが肝要です。
     当事務所は、そのお手伝いを致します。




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    tel: 06-6681-2144   税理士 服部行男
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