◎ 比準要素数1の会社の判定



『比準要素数1の会社』 に該当するかどうかの判定
判定には、直近3期間の決算報告書が必要です




◆ 比準要素の算定上の注意点 (比準要素数1の会社)


● 課税時期 直近3期間の決算報告書が必要です
(財評基通189(1))


【比準要素数1の会社】
  • 直前期末基準で判定して、2要素が0で かつ
      直前々期末基準で判定しても、2要素以上が0


  • 1株当りの
     年配当金
  •   ★ 課税時期の 直前期以前3年間 の配当による
    平均配当 b 1
    (直前期末基準)
     (前期の配当 + 前々期の配当) × 1 / 2
    平均配当 b 2
    (直前々期末基準)
     (前々期の配当 + 前々々期の配当) × 1 / 2
     
  • 1株当りの
    年利益金額
  •   ★ 課税時期の 直前期以前3年間 の利益による
    (法人税の課税所得)
    平均利益 c 1
    (直前期末基準)

      前期の利益 
     (前期の利益 + 前々期の利益) × 1 / 2
    平均利益 c 2
    (直前々期末基準)

      前々期の利益 
     (前々期の利益 + 前々々期の利益) × 1 / 2
     
  • 1株当りの
    簿価
    純資産価額
  •   ★ 課税時期の 直前期以前2年間 の簿価純資産による
    (資本金等の額 + 利益積立金額)
    簿価純資産 d 1
    (直前期末基準)
      前期末の簿価純資産
    簿価純資産 d 2
    (直前々期末基準)
      前々期末の簿価純資産



    【比準要素数 0 又は 1の会社の判定】

     直前々期末基準直前期末基準【判定】
    比準要素数
    0 又は 1
    に該当?
    b2c2d2b1c1d1
    (1)○ 比準0
    (2) ○ 比準1
    (3)○ 比準1
    (4)
    (5)
    (6)
    (7)




    ≪取引相場のない株式の評価に戻る≫

    ≪特定の評価会社に戻る≫  ≪類似比準の3要素に戻る≫



    比準要素数1の会社の判定には、上記6パターン(b1〜d2)を計算する必要があります。



    mail: hy1950@manekineko.ne.jp
    tel: 06-6681-2144  税理士 服部行男
    http: //www.manekineko.ne.jp/hy1950/