〜たくさんの影〜

赤くきれいな夕日がぼくは嫌いだったデシ


闇の世界が訪れる真っ暗な世界
ひとりきり涙した日々


だけど今は赤くきれいな夕日が大好きなのデシ


闇の世界が訪れる
だけどもう


ひとりじゃない。


長い影たくさんできた日


ずっとずっと一緒デシよ。



〜壁があったら〜

進みたいのに壁にぶつかる時があるデシ
ぼくはその壁に背を向けて寄りかかって休むデシ
こんな大きな壁デシ背もたれにしてもいいじゃないデシか!

きっと、いっぱい頑張ったから休んでもいいデシよって壁ができたのデシ


振り返って見た景色はとても綺麗で
頑張って歩んだ道を思い出して泣きたくなって


ぼくにはこの涙か悲しい涙か嬉しい涙か分からないデシよ


壁はいつか消えてなくなっていて
新しい道を見つめてぼくはまた歩み続けるのデシ


回り道しながら迷いながら振り返りながら休みながら
長い長い道を


君と共に



〜君自身で〜

嬉しい時は思いきり喜んでいいデシよ
悲しい時は思いきり泣いていいデシよ
迷子になっても立ち止まってもいいデシよ

それは君が君自身であるために大切なことデシから

きっとその経験は君がもっとおおきくなるために必要なことデシから


そしてどんな時にでもぼくは君の味方でいるデシよ!


ううん。
ぼくだけでなく沢山の味方がいるデシから


君は君自身でいいのデシ  



〜素敵な太陽〜

小さな小さな太陽見つけたデシ
ゆらゆら風にゆられてお空を見上げているデシ

ねぇ、君も
あの大きな太陽になりたいのデシ?

大丈夫、君はもう十分に輝いているデシよ
お空の太陽に負けないくらい輝いているデシよ


だから、ね


心配ないデシよ
自身を持って輝いてくだしゃいデシ


たとえ小さくても素敵な太陽なのデシから



〜霧の中〜

霧が深くて前が見えないときがあるデシ。


ドキドキ


コレはなんのドキドキデシか?
不安だからデシ?
怖いからデシ?


もしかしたらこの先に素敵ななにかがあるかもしれない


そんな期待へのドキドキなのかもしれないデシ。
そう思ったら、不思議デシ。
心の中の霧が晴れていったのデシ。


そうか、そうか


前が前が見えないって、素敵なことなのデシね。
だって、そこに何があるかワクワクするデシから。
それって、前が見えない時だけなのデシよ。
すごいお得デシね。


何が起こるかわからない不安
何が起こるかわからない期待


ぼくは期待を持ってこの霧を進むデシ!



〜冬桜〜

落ち葉がヒラヒラ落ちて僕の足元に落ちてきたデシ
さよなら、言いに来たデシ

さよならだけデシか?

冬になって寒くなって君は頑張っていること、知ってるデシ
また春に綺麗なお花咲かせるために頑張っていること知ってるデシ


だから、さよならだけ言わないデシ
また会おうって言ってくだしゃいデシ



ヒラヒラ落ち葉が舞った


『また会おう』


もちろんデシよ
冬も君に会いに行くデシよ


だって、冬に頑張っている姿も春や夏や秋に負けないくらい綺麗なのデシから

落ち葉舞う

いつでも君は素敵デシ



(C)深沢美潮/迎夏生/角川書店/メディアワークス


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