〜溢れる気持ち〜

悲しい時に涙がでるのはどうしてデシか?
きっと心に収まりきれない気持ちが溢れているのデシ
 
嬉しい時に涙がでるのはどうしてデシか?
 
きっと心に収まりきれない気持ちが溢れているのデシ
 
 
今の君の涙は、どんな涙デシ?
ぼくには全部わからないかもしれないデシけれど
だけど、ちょっとでも君の気持ちを受け取って
 
君の悲しみ消えたり、嬉しさが増えるなら
 
 
ぼくに話してくださいデシ

話したくなくても側にいてあげるデシよ
 
 
だから溢れる気持ち、我慢しなくていいデシよ



〜独りにならないで〜

独りで悩まないでいいデシよ。
ぼくに話してくだしゃいデシ。
お話が苦手デシか?
お手紙くだしゃいデシ。
どんな形でもいいデシ。
悩みを独りで抱え込まないでくだしゃいデシ。
 
 
力になれないかもしれないデシ。
解決できないかもしれないデシ。
 
だけど、聞くことは出来るデシから。
言葉や文字で悩みをちょっとでも外に出せること、出来るデシから。
 
それで、ちょっとでも心が軽くなったら。
ぼくはとても嬉しいデシ。
 
 
迷惑だなんて思わないでくだしゃいデシ。
ぼくは、君の悩んでいる姿を見るほうが辛いのデシ。
独りでいっぱい悩んでる姿の方が辛いのデシ。
 
どうにもならないなんて思わないでくだしゃいデシ。
悩みが解決できるかどうかじゃないのデシ。
悩みをうまく発散できるかどうかなのデシ。
 
お願いデシ。
お願いデシ。
 
独りで悩まないで欲しいデシ。
ぼくじゃダメなら、他の誰かでもいいデシ。
 
だからどうか。
悩んで悩んで苦しまないでくだしゃいデシ。
 
君は独りじゃないのデシよ。



〜強き花〜

足元にタンポポがあったデシ
気づかずに踏みつけてしまったデシ
足をあげると茎がはくたりとなってしまったデシ
 
足元のタンポポがつぼみをつけたデシ
踏みつけてしまったタンポポは雨に濡れてくたりとなっていたのデシ
 
足元のタンポポは咲いていたのデシ
踏みつけてしまった嵐に吹かれくたりとなっていたのデシ
 
足元のタンポポは花が終わっていたデシ
踏みつけてしまったタンポポはしぼみくたりとなっていたのデシ
 
 
足元のタンポポ
踏みつけてしまったタンポポ
晴れた太陽の下で背筋を伸ばし春風に吹かれ綿毛を飛ばしていたのデシ
 
 
とてもとても強き花
ぼくも、強くなりたいデシ



〜春風と小雪〜

春風がひゅるりひゅるり
もう春だよとやって来たデシよ
 
小雪がちらりちらり
まだまだ冬だと降って来たデシよ
 
春風と小雪のダンスデシ
 
『もう春だ』
『まだ冬だ』
 
どっちデシ?
どっちデシ?
 
本当はお互い知ってるのデシ
春風まだ寒い事
小雪もう暖かい事
 
 
だけどだけど
この時にしか会えないデシから
 
ケンカして
ケンカして

ダンスを踊るのデシ
 
 
本当は知ってるデシよ
 
お互い大好きな事



〜虹〜

七色の虹デシ
雨上がりの虹デシ
きれいなのデシ
 
だけど
すぐに消えちゃったのデシ
 
寂しいデシ
寂しいデシ
 
次に出会う虹は今の虹と違うデシよね
もう二度と出会えない虹なのデシ
 
悲しいデシ
悲しいデシ
 
 
君との出会いはどうなのデシ?
分からないデシ
分からないデシ
 
 
だから
 
 
大切にしたいのデシよ





〜ぼくにできること〜

誰かが傷ついて、落ち込んでるのデシ
そんな時、ぼくは、どうしたらいいのデシ?
 
言葉をかけたいデシ
だけど、どんな言葉をかけたらいいデシ?
 
わからないデシ
わからないデシ
 
 
ねぇ、隣に座っていいデシか?
 
ねぇ、知ってたデシ?
 
『憂い』
つらいデシとか、かなしい気持ちデシ。
その隣に人が座ると、優しいって言葉になるデシよ。
 
 
君が優しい気持ちになれたらいいデシ。
ぼくにはそれくらいしか、できないデシけれど。



(C)深沢美潮/迎夏生/角川書店/メディアワークス


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