〜旅人〜

水しゃんは旅人なのデシ
お空から地面に降りて川になって流れて
海になってまたお空に戻るデシ
色んな景色を見てるデシ

ぼくたちも色んな景色を見て旅してるデシよ

でも水しゃんには叶わないデシよ
だって世界中をまだ見てないデシ
いつか、ちょっとでも水しゃんの見た景色を
たくさん見れればいいなぁって思うデシよ



〜迷い道〜

ふっと見つけた脇道にふっと足を踏み入れた

ぼくは迷子になったデシ
だけのぼくの知らなかった世界が見つかったデシ

そっか迷子になるのは楽しいことなのデシね

知らないことがいっぱいいっぱい見つかって
どんどん世界が広がって

ワクワクするデシ
素敵デシ

さぁ、次はどこで迷おうか



〜ぼくたちの軌道〜

ぼくたちには軌道なんで必要ないのデシ
自由に歩けるし走れるのデシ
空だって飛べるし海だって渡れるのデシ

冒険に敷かれたレールなんて必要ないのデシよ!

僕たちの軌道
それはぼくたちの歩む道そのもの
 



〜涙のあとに〜

ひとりで虹を初めて見たとき涙が


でた


だけどもう独りじゃないデシよ

寂しくないデシよ
どうか君もこの青空のように笑って下さいデシ

雨上がり
君の笑顔
虹がかかる

ぼくももう独りじゃないデシ



〜「いち」〜

辛い事があっても「いち」足したら幸せなのデシ
だから、辛いのも平気なのデシ

「いち」はどこにあるか、デシ?

それはすぐそばにあるのデシ
辛くて見えないだけなのデシ
涙を拭って見てくださいデシ
きっとあるのデシ
立ち上がってみてくださいデシ
きっと見つかるのデシ

たったの「いち」だけど、きっと幸せな気持ちになれるデシよ



〜自信をつける心〜

ぼくは大空を飛んだ

みなしゃんがぼくを信じてくれたからデシ
すべてをあずけてくれて嬉しかったデシ
独りじゃなかったから怖くなかったデシ

最初は不安定だった心と体

もう大丈夫デシよ
自信をつけてくれたのはみなしゃんの信じる心  

(C)深沢美潮/迎夏生/角川書店/メディアワークス


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