◎ 変額年金保険とは?
<変額年金保険の性格> | |
(@) | 払い込んだ保険料が主に投信(ファンド)で運用され、多少リスクは高いが、将来受け取る年金額が運用結果によって変わる。 |
(A) | どんな投信で運用するかは、契約者自身が判断して決める ・・・多くの保険会社は、同じ保険機能で投信の品揃えだけを変えた専用商品を用意しています。 |
(B) | 従来の個人年金保険は、定額型 (将来受け取る年金が契約時点で決まっている) と呼ばれ、生命保険会社の <一般勘定で> 運用されています。 ・一般勘定・・・契約者が払い込んだ保険料が他の種類の保険料と一緒に運用されるもの。 |
(C) | 変額年金保険は、保険料が <特別勘定で> 運用される。 ・特別勘定・・・契約者が払い込んだ保険料が、他の種類の保険料と区別して管理、運用されるもの。 |
(D) | 保険料の支払は、「一時払い」 がほとんど。 |
(E) | 運用期間中に、契約者が亡くなったときは、死亡保険金の形で 《投資元本が確保》 される (保険機能)。 |
(F) | 運用期間 (最低でも10年以上) が満期を迎えたら、「終身年金」 や 「有期年金」 ・ 「確定年金」 といった契約者が希望する形で運用成績に応じた金額を受け取る。 |
● 変 額 年 金 保 険 と 投 資 信 託 の 違 い |
変 額 年 金 保 険 | 投 資 信 託 | ||
---|---|---|---|
加入(購入単位) | 100万円以上(一時払い) | 1万円以上(1万口から) | |
加 入 手 数 料 | − | 販売手数料 3 % 以 内 | |
相続時 | 死 亡 保 障 | 払込保険料相当額を保障 | − |
相続税の扱い | (500万円x法定相続人の数)まで非課税 | 時 価 評 価(基準価格) | |
運用期間中の収益に対する課税 | 非課税(年金の給付まで課税繰延べ) | 分配金に、20%(※1)の源泉分離課税 | |
解 約 時 の 課 税 | 一 時 所 得 扱 い で 課 税 | 利益に、20%(※2)の源泉分離課税 | |
運 用 中 の 手 数 料 | 手数料 最高 年2.8% | 信託報酬 平均 年1.9% | |
解 約 時 の 手 数 料 | 短期解約なら、高率の手数料も | とられる場合もあるが全般的に低率 |
(※1) 平成16年1月からは、株式投資信託の収益の分配は10%(公社債投信は20%)の源泉徴収 |
(※2) 解約の場合、配当所得となり平成16年1月から10%が源泉徴収される |