◎ 外貨建資産の評価方法



「外貨建資産等」について、評価、換算方法に関する規定が整備されました



◆ 外貨建資産等とは?


外貨建債権・債務、外貨建有価証券、外貨預金、外国通貨などを言い、期末に有する外貨建資産等
は次の区分に応じそれぞれ次の方法により円換算することとされました。



◆ 外貨建資産等の評価方法 (「短期分」「売買目的有価証券」に「時価法」の導入)


【 期末の換算方法を選択できる外貨建取引を行った場合 】

その取引日の属する事業年度の確定申告書の提出期限までに、そのよるべき期末換算の
方法を書面により、納税地の所轄税務署長に届け出ることとされています。



(1) 外貨建債権債務の評価における短期分について、届出がない場合には
   < 期末時換算法 > によることとされました
(2) 外貨建有価証券の評価における売買目的有価証券について、届出がない場合には
   < 期末時換算法> によることとされました
(3) 外貨預金の評価における短期分について、届出がない場合には
   < 期末時換算法> によることとされました



<期末時換算法> により換算した金額 と 帳簿価額との差額は、洗替方式
により益金の額 又は 損金の額に算入することとされました。



外貨建資産等の区分改   正   後
外貨建
債権債務
 短期外貨建債権債務 発生時換算法又は期末時換算法(※)
 上記以外のもの 発生時換算法(※)又は期末時換算法
外貨建
有価証券
 売買目的有価証券 期末時換算法
 売買目的外
有価証券
 償還期限及び
 償還金額の定
 めのあるもの
 発生時換算法(※)又は期末時換算法
 上記以外のもの 発生時換算法
外貨預金 短期外貨預金 発生時換算法又は期末時換算法(※)
 上記以外のもの 発生時換算法(※)又は期末時換算法
外国通貨 期末時換算法

(※) については、上記換算法の選択の届出がない場合に適用される法定評価方法です


  • 「発生時換算法」 とは、外貨建資産等の取得等の基因となった外貨建取引の金額の円換算に用いた為替相場により換算した金額をもって期末の円換算額とする方法
  • 「期末時換算法」 とは、期末における為替相場により換算した金額をもって期末の円換算額とする方法


  • 「短期外貨建債権債務」 とは、支払又は受取の期日がその事業年度終了の日の翌日から1年を経過した日の前日までに到来するもの
  • 「短期外貨預金」 とは、満期日がその事業年度終了の日の翌日から1年を経過した日の前日までに到来するもの




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    永らく会計の基本原則であった「取得原価主義」も、会計ビッグバンにより変更をよぎなくされ、
    外貨建資産等についても、その短期・長期による区分 並びに 売買目的有価証券について「時価法」が導入されました。




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