◎ 確定拠出年金
◆ 「 確定拠出年金 」 ・・・・ 平成24年1月から個人拠出 (マッチング拠出) が可能に!! |
● 確定拠出年金の種類 |
型 式 | 加入できる人 | 拠出限度額 | 掛け金 の負担者 | ||
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従来 | ⇒ | H26年 10月から | |||
企業型 | 厚生年金基金、適格退職年金(※) がある場合 | 月2.3 万円 | ⇒ | 月2.75 万円 | 会社が負担 |
上記の企業年金がない場合 | 月4.6 万円 | ⇒ | 月5.5 万円 | ||
個人型 | 自営業者 (国民年金基金と合わせて) | 月6.8 万円 | ⇒ | 月6.8 万円 | 個人が負担 |
企業の従業員 (企業年金がない場合) | 月1.8 万円 | ⇒ | 月2.3 万円 |
従 来 | ⇒ | 改 正 |
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(1)移管額: 上記の限度あり (2)従業員毎の適年持分額>移管額の場合 差額を従業員に支給 (一時所得) (3)国からの助成金はない | → | 移管額の制限撤廃 |
★ 転職に際し、各制度間の資産の移管が原則 自由に (可能に) |
★ 「 企業型 」 から 「 個人型 」 への移行時 (退職等により) |
● 企業型の 「確定拠出年金加入者」 が会社を辞めた場合の積立金 |
退 職 し 企 業 型 の 確 定 拠 出 年 金 を 脱 退 | ⇒ | 転職先など | 積立金の移管手続き | 脱退一時金 の条件緩和 | |
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↓ | ↓ | ↓ | |||
企業型のある会社 | → | 企業型で掛金の積み増し可能 | − | ||
自営業者など | → | 個人型確定拠出年金に加入可 (掛金の積み増し可能) or 個人型で元の積立金のみ運用 | 個人型に移換したうえ 積立金が50万円以下 の場合は可(※) | ||
企業型も、確定給 付年金もない会社 | → | ||||
企業型はないが 確定給付年金は ある会社 | → | 個人型で元の積立金のみ運用 (掛金の積み増し不可) 加入期間3年以下の場合のみ 脱退一時金を受取れる | 3年超でも積立金が 15.000円以下なら可 | ||
専業主婦・公務員 | → |
@ 積立金残高が25万円以下 |
A 加入期間が3年以下 |
◆ 「 確定拠出年金 」 と 「 確定給付年金 」 との比較 |
従来の 確 定 給 付 年 金 | 確 定 拠 出 年 金 | |
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制度の特徴 | 移すことができる | |
掛金額 | 変動 (企業が年金支払に必要 な額を拠出) 企業の掛金 : 全額損金算入 | 固定 (企業が毎月決められた額 を拠出) 企業の掛金 : 全額損金算入 |
給付額 | 確定 (給付額は毎回一定) | 変動 (給付額が毎回一定になる とは限らない) |
退職給付債務 | 発生する | 発生しない |
未積立債務の B/Sへの計上 | 必要 | 不要 |
運用リスク | 管理 | |
ポータビリティ | な し | あ り |
受給要件 | 退職 年金給付期間は明確に定められて いる | 原則60歳到達 年金給付期間は定められていない (積立資金の運用は従業員の責任 で、個別管理資産がなくなるまでの 期間) |