◎ 給与か? 外注か? の区分は?
| ◆ 給与になるのか? 外注になるのか? |
| (1)社会や、働く人の考え方等の変化により、労働の態様が変わってきました |
| (2)企業も、固定費の流動化を推進し、人件費の削減に力をいれてきています |
< 給与になるのか? > < 外注になるのか? > によって 税務上、『源泉所得税』 や 『消費税法上の取扱い』 が大きく変わってきます。 |
| 税務の取扱い | 企業が労働(役務)に対し、支払うもの | |||
|---|---|---|---|---|
| 給与になる場合 | 外注になる場合 | |||
| 税務上の扱い | ⇒ | 給与所得者 (年末調整で課税終了) | 事業所得者 (自分で確定申告が必要) | |
| A | 源泉所得税の取扱い | ⇒ | 支払う際に、給与に係る 源泉所得税の天引きが必要 | 源泉所得税の天引き不要 但し、(※) |
| B | 消費税法上の取扱い | ⇒ | 仕入税額控除の対象にならない (給与は不課税取引) | 原則(通常)課税の場合 仕入税額控除の対象となる |
| ◆ 税務における、< 給与 > と < 外注 > の違い 及び 区分は? |
判 定 項 目 (例) | ⇒ | 給与 | 外注 | |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 請求書がきているか? | ある | ○ | |
| ない | ○ | |||
| 2 | 作業道具を供与されるか? | される | ○ | |
| されない | ○ | |||
| 3 | 会社以外の仕事をしているか? 会社以外の仕事をする場合、会社の承諾が必要か? | してない 必要 | ○ | |
| している 不要 | ○ | |||
| 4 | 使用人を有しているか? | あり | ○ | |
| 有しない | ○ | |||
| 5 | 材料を提供している(材料持ち)か? | 提供 | ○ | |
| 提供ない | ○ | |||
| 6 | 契約書があり、その内容が他人の代替がきくものか? | きく | ○ | |
| きかない | ○ | |||
| 7 | 個々の作業に対し、指揮監督を受けるか? | 受ける | ○ | |
| 受けない | ○ | |||
| 8 | 勤務時間(日数)が管理され、手当の増減があるか? | ある | ○ | |
| ない | ○ | |||
| 9 | 昇給・賞与等、他の使用人と同様の取り扱いか? | 同様 | ○ | |
| そうでない | ○ | |||
| 10 | 不可抗力で完成品が滅失した場合、報酬請求が可能か? | 可能 | ○ | |
| できない | ○ |
