◎ 融資を受けるときの注意点



融資を申込む場合には、どういう点に注意したらいいのか?



◆ さまざまな資金調達



資金調達は、”必要資金の用途” によって選択することが肝要です

【間 接 金 融】

@ 制度融資 (一般・特別融資)の活用 ・・・・
(1) 国民生活金融公庫  (2) 中小企業金融公庫 など                     (3) 府・市の保証協会  (4) 中小企業総合事業団 等々    
A 金融機関 (銀行等) からの借入


初めての借入、融資先どこを選ぶ?(→)


【直 接 金 融】

少人数私募債発行による調達



◆ 融資を受けるとき(面接時など)の注意点・・・「 貸す側の立場 」になって考える



(1) 資金が必要となる時期を見越して、「融資の申込みは早めに!」
  • 融資の申込みから融資決定までには、書類審査検討・面談・審議などで
    約1ヶ月位かかりますので、資金が必要となる時期を見極め、早めに申込みをすることが重要です。
  • そして、申込みした融資がダメという結果になることも想定し、次の手段(候補)も考慮しておく必要があり、その為にも 早目に融資を依頼することが肝要です

  • (2) 「真面目で真摯な態度」で望む!
  • お金を融資してもらい 返済してゆくのですから、@ 先ず真面目な人 
    A 真摯な態度の人 でないと不信がられます。
  • 面接担当者の質問には、誠実に答え、事前に資料の依頼を受けたものは、真面目に用意しておきます。

  • (3) 「会社の現況」を把握しているか?
  • 中小企業の栄枯盛衰は、経営者の能力に左右される部分が大きく、その為 金融機関は経営者の能力を重視します。
  • そこで、融資担当者との面談の際には、経営者自身の口で、正確に会社の現況を説明できることが重要です。

  • (4〉 「資金が必要な理由」を的確に答えられるか?
  • 金融機関から「なぜ資金が必要なのか?」という質問に、「お金がないから」は、一番不利な回答です。
  • 融資する側の立場に立てばわかりますが、具体的な理由を求めているのです。 具体的な資料等で説明できる様にしておくべきです。

  • (5) 常に「資金繰り表」を作成し、活用する
  • 早めに融資の申込みをする為だけでなく、常日頃から半年位先までの「資金繰り表」を作成しておき、資金が必要になる時期を把握しておくことが大切です。
  • 「資金繰り表」のない経営は、大海に羅針盤なしで乗り出すことと同じで、非常に危険です。 「資金繰り表」があれば、そこに返済計画も組み込むことができます。

  • (6) 長期資金の借入には「実現可能な夢」を、
            短期資金の借入には「現実的で建設的な話」を!
  • 長期の設備資金・運転資金の借入では、「実現可能な夢」を伝えることも必要です。
  • 短期資金の借入では、足元を固めて「現実的で建設的な話」を伝えることが大切です。



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    融資を初めて申込む場合には緊張するものです。また緊張して当然だと思います。今までの経営の結果が判断され 経営者の能力も見られていると思って下さい。そこまで考えられれば 融資はOKでしょう



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    tel: 06-6681-2144  税理士 服部行男
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